西丹沢 大杉山北山稜ルート

日程 平成27年6月20日(土) 

6月20日(土) 曇

箒沢公園橋(500m)9:10発⇒ 穴ノ平沢ノ頭(926m)10:50発⇒  大杉山(861m)13:55⇒ 遠見山(880m)14:26発⇒ 中川橋(350m)15:40着

 神奈川山岳会 やまゆり祭当日の山行ということもあり総勢18名のバリエーションルート読図山行となる。 梅雨の合間の貴重な晴れ間快適な登山ができそうだ。 8:30箒沢公園橋に5台の車が集結して下山場所である中川橋に車の移動をする。 1台の車が引返してきて箒杉公園に車を駐車後、登山口に集結。
YMさんTSUMさんOGさんの3名にSLをお願いする。班の間がひらいてしまった場合は笛を吹いて合図と決める。 9:10箒沢橋を出発する。 16,500分の1丹沢地図によると登山道をすぐに左に分かれて少し進んで穴ノ平沢ノ頭北西尾根ルートの尾根に取りつく ようになっているが、不明瞭で一旦登山道に戻り40m登ったあたりで登山道と分かれる。
 700m付近で最初の休憩を入れ穴ノ平沢ノ頭(926m)に出発から1時間40分で到着。集合写真を撮り出発。 箒沢乗越迄100m程急坂を下る。落石がありヒヤリとした場面もあったがセーフ。シグザクな踏み跡をたどりにゆっくりと下りる。

押出沢と穴平の沢のぶつかる箒沢乗越は谷底が深い。 150m程登りかえして11:30 弥七沢の頭(950m)に到着。ここで2度目の休憩を入れる。 緩やかで広い地形にたくさんの美しいブナの木を見ながら撫の平を通過、静かな山歩きを楽しむ。 出発前に撫の平到着が13:00になってしまったら引返すと決めておいたが、11:50通過することができた。 撫の平を100m位下ったところで南よりの尾根を見逃し、西よりの尾根を30m位下ってしまう。迷い道だが踏み跡が明瞭だ。 IZ氏が気付きKN氏と先行して南よりの尾根を偵察。
大杉山北山稜ルートは南よりの尾根との事。下りてしまった人メンバーが登り返す。 IZ氏より間違えた位置、地図に×印をつけるようにアドバイスをいただく。 急坂を下りトラロープのかかった箇所を進む。緊張するトラバースが続く。 湯ノ沢乗越手前で左に折れるところ直進してしまう。すぐに気付いて進路変更する。ここも地図に×印をつける。
小割沢ノ頭(845m)で3度目の休憩、この時女性メンバーの登山靴にヒルがついていた。とうとう西丹沢もヒルの 巣窟になるのかと残念なおもいで行動食をとる。 NAB氏が持参した虫よけスプレーでヒルの被害は免れる。 13時30分大杉山手前あたりから前方に見事な杉林が見えてきた。まっすぐ伸びていて倒木もなく美しい。 20分程で大杉山山頂(861m)に到着する。山頂といってもとても地味だ。 杉林の中壊れた金属梯子、手作りの山頂標識がぽつんとあるだけ。記念に集合写真を撮る。 この辺りはミツマタの群生地。3月ごろが花の見ごろを迎えると聞きながら歩を進める。 なだらかな稜線歩きの先遠見山(880m)に到着。こちらも標識がかかっていなければわからないような地味な山頂だ。 最後の休憩をする。ここからは中川橋に向けて400mの急下降がはじまる。 急坂を女性メンバーが立木につかまって下る際立木が倒れる。ヒヤリとする場面もあった。滑らないよう中腰でゆっくり下る。 キノコの生えている木は危ないからつかまらないようにと後ろから声がかかる。
樹林帯より慎重にジグザグ下り滑りやすい杉林を通通過アズマ笹の群生地に入ると中川橋の駐車場はもうすぐそこだ。 15:40分中川橋の駐車場へと到着。お猿さんのお出迎えに合う。 その後、箒杉公園に車を取りに行く人とブナの湯へ向かう人に分かれて中川橋駐車場を後にした。 読図の経験ができ意義のある山行となる。

(MCH記)
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