八甲田山山スキー

日程:2016年1月9日〜11日

<行動記録>
1月9日(土)
 自宅を5時に出て、平沼橋駅でM夫妻と合流して、5時16分発の始発で横浜駅に出て、東海道5時25分発の高崎行きに乗る。
 東京駅でいつもの「祭屋」で駅弁缶と缶ビールを購入する。6時32分発のはやぶさに乗車する。

 新青森駅に9時58分に到着し、KOG氏の車で八甲田ロープウエーへ行く。雪はここんところ積もり始めたことを聞き、どこも雪不足なことを知る。
 10時55分に八甲田ロープウエーに到着し、身支度を調え11時25分にロープウエーへ行き、山頂駅に行く。いつものレストラン「ひなざくら」へ行き、ジンギスカン定食を頼もうとすると、何とメニューに無い。仕方なく豚バラ定食を頼み、缶ビールで喉を潤す。
 そして、今シーズン最初の滑り、例年になく八甲田としては積雪160cmと少ない。かなりブッシュが出ている。そんな中、ダイレクトコースを滑るが、足はばたばたで板に乗れない。休み休み滑り、ロープウエー駅に着いた。雪質は下のゲレンデでさらさらと条件は良い。
 直ぐに2本目を滑りに上に上がる。酸ヶ湯のツアーのグループと一緒になり混んでしまい、ロープウエーを2本待たされる。2本目は少し慣れた感はある。いつもよりダイレクトコースの左の樹林帯へ入る。さらさらの新雪を味わう。下に降りて14時45分、本日のラストを滑るため上に上がる。3本目もダイレクトコースへ行き、左の樹林帯へ入る。夕日が木々よりこぼれ美しかった。下に降りて15時45分。車で酸ヶ湯に向かう。チェックインをして、部屋に荷物を置き、風呂へ行きがてら、明日のスキーツアーを申し込む。
 風呂上がりに缶ビールで乾杯をして、古川氏持参の美味しいお酒で今日の疲れを癒やす。
18時半に食事に行く。豆乳鍋とホタテのフライなどが出て、美味しく頂く。食事後は朝速かったせいかウトウトとしてしまう。22時半に就寝する。
1月10日
 6時過ぎに起床して、6時半過ぎに食事に向かう。いつものバイキングでニシンの切り込みや筋子で美味しい朝食を頂く。
 酸ヶ湯ツアーはいつも通り9時出発。8時半過ぎに身支度を調え、靴を履き板をトラックに乗せ、マイクロバス2台に分乗して、ロープウエーへ向かう。9時20分に到着するが、ロープウエーは連休ともあり混雑して3回待たされる。
 頂上駅に着いて後続を待ち、10時40分にビーコンチェックを受け出発する。田茂谷地岳まで板を担いでつぼ足で歩く。雪と霧のため視界は悪く20mも見えない。
 準備を整え緩やかな斜面を滑る。麓では10cmの積雪であるが、所により20cmの新雪がある中を滑る。途中から左に折れ、最初の斜面に出る。一番左のルートを滑り、快適な滑りが出来る。下へ降りて、今度は板を着けての歩き。所により階段登行となり疲れるところ、樹林帯のトラバースを行き、鞍部に出て、前岳へのトラバース気味に登る。銅像ルート一昨年に深雪の味わった所より少し手前の所を滑る。左へ滑り込み快適な滑りとなる。その後は樹林帯の滑りであるが、新雪のためまったく板にストレスを感じなく快適に滑る。
 途中、沢のトラバースがあるが、新雪のため苦にならない。昨年はここで転けてしまった所だ。樹林帯の中を滑り、11時55分に銅像茶屋に到着する。迎えのバスでロープウエーに12時30分に着く。午後のツアーは13時45分、山頂駅集合と聞き、上に上がろうとするが、ロープウエーはめちゃ混みで、上に上がったのが13時25分。もはや、食事をする時間が無いと判断して、売店でパンとコーヒーを購入して昼食とした。
 結局、ツアーは14時25分出発となり、時間が押したため近場のフォレストコールから左へ入り、樹林帯を滑る。なかなか良い斜面があり、新雪を拾うことができた。その後は、樹林帯のトラバースとなり、フォレストコースへ出る。下に降りて、バスで酸ヶ湯へ向かう。酸ヶ湯に16時10分に到着する。

 1月11日 天気:雪 山頂駅−14.4℃、風速17m
 6時過ぎに起床し、朝食を食べ身支度を調え、余計な荷物は休憩室へ置いて、9時のツアーで出発する。本日はスキーの大会が雪不足のため八甲田で行われるとめ、ガイドさんはロープウエーにバスが入れられないのではないかと心配していたが、無事に9時20分に着いた。板を受け取りロープウエーに並ぶが、入り口付近まで並び4回待ちは避けられない状況。山頂駅に上がるのに1時間はかかりそうだ。ツアーの遅れは避けられないかもと心配する。
 昨日と同じに10時40分にビーコンチェックを受けツアーのスタート。昨日より40cmの積雪と条件はかなり良さそう。田茂谷地岳の頂上から滑り込み、昨日と同じ左へトラバース気味に滑る。最初の滑り、ガイドさんから真っ直ぐは落ちているので左から回り込むように言われる。最初、左に滑り、右に入るが膝上のパウダーでほとんど真っ直ぐに滑り、快適な深雪を味わう。今日は当たりだと思った。
鞍部に滑り、ガイドからシールを付けるように言われる。シールを付けるのに昨年以来なので、けっこうシールののりが固く、引き離すのに苦労する。シールを付け、昨日は階段登行で行った所を、快適に歩くが、板を外してみると膝上まで簡単に潜る始末。昨日滑った地点でシールを外し、いよいよ銅像コースのメインな斜面を滑りに入る。木が切れた所からすかざす先を急ぐ。深雪の斜面をほとんど真っ直ぐに滑り、踏み込んで板が浮き上がる感覚を味わい感激する。M氏と一昨年の感動が蘇ったと共に喜ぶ。
その後は樹林帯へ滑り込み、深雪を広いながら滑って行く。沢を渡る所が抉られ、ギャップがあるので慎重に通過し、その後は先行するトレースをたどり、銅像茶屋に12時40分に到着する。
 迎えのバスで酸ヶ湯に13時20分に到着する。帰りの支度をして、風呂に入り14時半に酸ヶ湯を後にする。KOG宅へ行き、板と荷物を降ろし、青森駅に出ていつもの店で、豊杯を飲み、海鮮丼で幸せを味わい。KOG車で新青森駅に送ってもらい、17時22分発のはやぶさで東京駅に向かった。

<山行雑感>
今回は雪不足で八甲田でも積雪160cmと例年の半分で心配したが、10日に雪が降り、11日の朝の時点で190cmとなり、前日よりに積雪が40cmとなり、一昨年に味わった、底なしパウダーの感触が蘇り、感激した。やはり、1月のこの時期の八甲田は外せないと、来年1月7日〜9日の酸ヶ湯の八畳部屋を2室予約しました。深雪のパウダーを楽しみたい人はお集まりください。
山頂駅のレストランのジンギスカン定食が無くなったのは残念です。経営者が変わり、メニューに変更がありました。また、今回の最終日11日はレストランがお休みでした。 前日ツアー参加の場合は昼食を持参した方が良いと思われます。行動食にするか、他の人はカップラーメンにお湯持参という方もいました。

<費用>
往復の新幹線特急券 14600円
乗車券 3連休パス 13390円
酸ヶ湯宿泊 7000円+消費税+入湯税150円×2=15420円
ツアー代 1日:4000円 半日3000円 合計7000円
今回使用したロープウエーは 6本 (5回回数券5050円) 


(KOS記)

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