大朝日岳

日程:2015年10月10日〜11日

■交通
行き:東京駅6:32発はやぶさ1号−仙台駅8:04着/8:15発 仙山線−北山形駅9:25着/
9:36発 左沢線−左沢駅10:14着⇒予約済みタクシーにて古寺鉱泉登山口11:15着 途中セブンイレブンに寄る 

帰り:朝日鉱泉よりタクシー16:30⇒17:20 左沢駅着
左沢駅18:21発 左沢線−山形駅19:01着/19:31発つばさ158号−東京駅 22:24着 

■行程
1日目:古寺鉱泉登山口11:35−畑場峰13:00−鳥原避難小屋14:30 天候は曇り

2日目:鳥原避難小屋5:10−鳥原山展望台5:36−小朝日岳7:05−大朝日小屋9:00(悪天候の為下山判断) −大朝日岳9:30−長命水11:55−つり橋13:10−朝日鉱泉15:25 入浴 16:30タクシー乗車
天候は小雨―曇り−雨

■記録
 初日、メンバーが6:32の新幹線に間に合うかドキドキだったが、無事、新幹線内で合流、 青森から参加されるKOGさんとも、仙山線の車両で落合えて、和気あいあいローカル電車の旅のような雰囲気で、左沢駅まで移動した。予約したタクシーに乗って、古寺鉱泉に向かう。 古寺鉱泉からは紅葉の中を整備された道を約3時間。今日の目的地は鳥原小屋。疲れたころに、木道と池塘が現れ鳥原小屋に到着。若い男性の小屋番さんに使用料(1500円/1人)を支払う。2階に案内され、場所を確保。建物もきれい、トイレは別棟で水洗。水場も蛇口になっており快適そのもの。

荷物を整理し落ち着いたところで、飲み会がはじまる。小屋閉めが近いとのことで、日本酒を格安で購入できた。ビールは品切れ。その後、今までの絶品のMACHIさん手作り鶏団子鍋の夕飯を戴く。丁度夕飯が終わったころ、階下から小屋番さんが、地元の方からということで、クリタケの炒め物を持ってきて下さり、その後、天然マイタケもどうぞとのお誘いがあり、1階で地元の方と交流。1階に単独行の方数人、2階は我々以外に4人組1パーティーでスペースに余裕有り。小屋の7時消灯と同時に就寝。

2日目は、起床時は小雨が降ったりやんだりで、すっきりしない天気。とりあえず、鳥原山、小朝日岳、大朝日岳の各ピークに着いた時に進退を判断することにする。小朝日岳に到着手間から雨風が少し出て来て、小朝日岳ピークで休憩する時は、風をよけないとつらい状況。大朝日小屋に到着した時は、風も強く、気温6度。身体も濡れ、手がかじかんできた。携帯電話の電波が入ったので11日の昼からと12日の天候をチェックすると、11日は疑似好天があるかもしれないが、風雨ともに強まる予定。12日は寒気が入り、雨と低体温症に注意、とのこと。このまま大鳥池方面に縦走を続けたとしても、全員が体調と歩行ペースを保っていけるか不安な気象だった為、泣く泣く、朝日鉱泉方面へ下山を決定。

漫画釣りキチ三平で読んで以来行ってみたかった大鳥池、伝説のタキタロウに会うのはお預け。朝日鉱泉方面の下山は中ツル尾根を使うのだが、結構急な下りだった。丁度雨が止み、曇り空ながら、紅葉がとても綺麗で、このコースで下山出来て良かったと思った。急な下りが終わり、最初のつり橋を渡った後は、最上川沿いに徒渉と高巻きの繰り返し。大雨増水時はこのルートは使えないようだが、今回はまだ通行可能。最後のピッチは雨が本降りとなり、濡れながら朝日鉱泉着。朝日鉱泉は携帯電話が通じない為、ご主人に衛星電話代200円を支払ってタクシーを呼んでもらう。1時間かかるのでその間に入浴。びしょぬれの身には、入浴出来るだけでありがたい。入浴代は500円。

タクシー2台で左沢駅に移動し、左沢駅で山形新幹線の指定券を購入した。左沢線の車内では、2日目の夜に飲むはずだったお酒やおつまみが登場し、車内宴会。車掌さんに笑われる。北山形駅で青森に帰るKOGさんとお別れ、山形駅で宿泊して観光するというHIRAさんと別れた。

山形新幹線の線路にカモシカが入り込み遅延しているという情報もあったが、結果的には、遅れもなく、東京まで乗車。新幹線内では、いくつかに座席が分かれたものの、ARAさん・Nさん達や、IZさん・MACHIさん達から、楽しそうな話し声が絶え間なく聞こえていた。22時半前に東京駅に着き、解散した。

今回は天候の関係で下山を1日早めることになり残念だったが、判断は良かったと思う。天候が悪かったせいか、他のパーティーも少なかった。我々は13人の大人数にもかかわらず、休憩時間込みでコースタイム同等の良いペースで歩けていた為、天気が良ければ、2日目、3日目に予定されていたロングコースも問題無く行けたと思う。いつかまた挑戦したい。
天候には恵まれなかったが、素晴らしい紅葉と協力的なメンバーのおかげで大変楽しい山行だった。



(ASA記)

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