6月会山行 西丹沢 檜洞丸

日程 2014年6月21日

<行動記録>
 山ゆり祭前のハイキングは14名と大人数となった。車4台に分かれ、西丹沢自然教室を目指す。ウェルキャンプ場に集合し、準備運動をして8:30に山行を開始した。梅雨時なので雨が心配されたが、予報では何とか今日は持ちそうだ。
歩き始めて5分程度で、右手に檜洞丸登山口(ツツジ新道)がある。始めは沢歩きの様子だが、すぐにジグザグの登りとなり、やがてなだらかな斜面歩きとなった。右手に沢が見え隠れすると、ゴーラ沢は近い。
9:20ゴーラ沢出合に到着。飛び石を渡った河原で10分間の休憩。ここからは急な登りとなる。岩場や鎖場が続くため、離れないようにゆっくり登る。しかしながら、リーダーが今回初めての片柳はいつの間にか間隔が開いてしまい、後ろから「間が開いているよ」「もう少しゆっくり」との声がかかる。反省して振り返りながら、ゆっくり進むようにした。きつい急登が続くが、時折、Nさんが「今、ホッホゥ、ホッホウと鳴いたのはアオバヅク。青葉の季節に鳴くんだね」と博識を披露してくれ、気持ちが和らぐ。
10:20展望台に到着し、10分休憩。展望台は既に数人のメンバーがいて賑わっていた。晴れた日なら、樹々の合間から富士が望めるが、もちろん今日はまったく見えない。この辺りはもう岩場や鎖場もなくなり、尾根歩きだが急登は相変わらずだ。11:20山頂は近いようだが、タイミングのいい場所にベンチがあったため、10分間の休憩をとった。ずっと登りが続いていたので、みんな結構疲れている。先ほどの展望台で一緒だった山ガール風5人組と歩調が一緒のためか、再度出会う。歩きながら、「我々は神奈川山岳会の者です。興味があればホームページを見て来てください」と文さんがマイクの口調で話をし、皆を笑わせている。リラックスさせている。木道の下はバイケイソウとマルバダケブキの群生地だ。さらに行くと整備された階段が続き、ブナの木が見えてきた。山頂はもう近い。
山頂はびっくりするくらい混んでいて、周りのベンチはすべてふさがっていた。昼食のためやや長めの休憩。山頂から犬越路へは急な下りから始まる。この下りは足場も悪く注意が必要なところだが、今回は階段が整備されており歩きやすかった。天気が良ければ、左手は開けていて富士の展望が素晴らしいところだが、相変わらず今日は見えない。しかし、さほど暑くもなく時折吹く風が心地良い。短いながらも急な登り下りをさらに続く。熊笹の峰あたりからは岩場、鎖場が断続するので、油断は禁物だ。メンバー全員の登り下りを見届けようとするが居場所がなく、今度は「止まらずに先に行ってー」と言われる始末。やれやれ。
アップダウンを繰り返し、クマザサの中を登り下りすると、やがて遠くに犬越路避難小屋が見えてきた。犬越路で一服、トイレ休憩、そして記念撮影。ここからは下りが続き足場も悪いが、みんな、やまゆり祭を真近に感じているためか、快適に進む。
樹々の中を歩き、斜面を下り、河原を越え、橋を渡るともう用木沢出合だ。ここからは舗装された道だ。みなさん、7時間半という長丁場をお疲れ様。さあ、美味しい食事が待っている、やまゆり祭はもうすぐだ。 
               
<行動時間>
 ウェルキャンプ発8:30‐ゴーラ沢出合9:20-9:30‐展望台10:20-10:30‐山頂まで0.8kのベンチ11:20-11:30‐檜洞丸山頂11:57-12:30‐犬越路14:30-14:45‐ウェルキャンプ着16:30
K記

2014年度山行報告へ