谷川岳東尾根(シンセン沢二俣まで)

2014年10月3日夜発〜10月4日

【行動概要】
10月3日(金)
横浜20:50発=自動車=23:30JR土合駅
10月4日(土)
4:00起床→4:40JR土合駅駐車場発→4:45第二駐車場5:02→5:15谷川岳登山指導センター→5:45マチガ沢出合→6:50第一見晴台→マチガ沢→7:10大滝上7:25→7:30シンセン沢出合7:45→8:10大石と右の小窪観察8:25→8:32シンセン沢二俣8:50→9:20シンセン沢出合9:35→9:45大滝(懸垂下降)10:00→10:25第一見晴台→11:15マチガ沢出合11:35→12:05ベースプラザ12:20→12:25第二駐車場

【行動記録】
10月3日(金)
今年から、紅葉時期の混雑期については、ロープウエイ・ベースプラザの立体駐車場は週末の深夜・早朝はシャッターが下りて、利用できなくなった。11月の第1週までとのこと。その間は、徒歩で10分弱手前の第二駐車場に止めてほしいとのこと。第二駐車場は、水上から向かって右側に慰霊塔がある所の左側にある。小さな白い建物がある。通常有料の所、無料で止められる。
第二駐車場は、トイレはあるが使えないということもあるので、土合駅の構内で仮眠して、早朝第二駐車場に移動することにした。 土合駅には、それなりの数の登山者が仮眠した。

10月4日(土)
仮眠した土合駅から第二駐車場に移動し、車を止めて谷川岳登山指導センターに寄って登山届を出して、マチガ沢出合へ歩く。巌剛新道に入り、マチガ沢への下り口・第一見晴台に向かう。途中から雨が降り出す。出合から1時間ほどで第一見晴台に着く。先着の二人パーティは、雨のため撤退していった。
シンセン沢二俣までは問題ないだろうとの考えでマチガ沢へ下りた。適当に岩を拾って歩くとすぐに大滝だ。大滝は、二段構成になっている。
まず一段目は右寄りのリッジから取付き、5、6m登ってリッジ途中から左の大きな棚状へ移り、棚状を左へトラバースして左端の階段状スラブ下へ行った。
階段状スラブは、濡れてはいるが適度にフットホールドがある。高さは約7m程度の感じ。 登り切ると平滑なスラブで、左の枝沢のスラブを登り、右の草付の中を歩いて巨岩が散在する流心に戻った。そのまま、 巨岩は行く手を阻む感じに見えるが、左からも右からも巻き気味に進める。  巨岩部分を越すと上流部が開け、すぐ上に4段の滑滝が見える。1段目の滑滝あたりで右から枯れ沢が合流してくる。下左の写真で右側の草付に斜めに切れ込んでいるように見えるのがそれ。付近の石に白ペンキの目印のような跡と思われるものが残っている。古いスリングが入口の岩の間から垂れている。沢は2m程度の幅だ。

シンセン沢の中は草や灌木、笹の中で岩が段々になっている。あまり難しいところはない。
入口から25分ほど登ると、行く手に少し大きな岩が行く手に現れた。右手にちょっとした窪みがあった。ひょっとしてこれが、シンセン沢右俣かと思った。しかし、草の中の窪みに入ってみると行き止まりだった。ここは右俣ではなさそうだった。さらにまっすぐ登る。  少し登ると岩壁にぶつかった。RCCU著の「新版日本の岩場」(昭和52年3月1日)には「正面が岩場に阻まれるところが二俣。左手はすっきりとした岩場。右手には細い岩溝。右は、水もないただの枝沢っぽいので見落さないように注意。」とある。まさにここだろうと思った。(冒頭写真)  岩には水が流れている。小雨が降っている。この二俣から右俣へ登ることになるが、ここからは、草付となる。濡れた草付は悪いので、ここで撤退することにして往路を戻った。
(記録:N)


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