八甲田山スキー

日程 2015年1月10日〜12日

<行動記録>
 1月10日自宅を5時05分に出て、平沼橋駅にてM夫妻と待ち合わせをして5時17分の始発に乗り、横浜駅5時25分発の東海道線に乗る。東京駅に6時前着き、いつも通り「祭屋」で弁当の牛飯を買い込み、新幹線に乗り込む。
 自宅から持参した缶ビールでO氏と旅の祝杯を挙げ、山スキー談義に弾む。ビールを飲み、駅弁を食べて暫しうとうととする。今回の天気予報では10・11日は雪、12日は晴れの予報であった。新青森駅に9時50分に着くと雪が降っており、雪の多さに驚く。予約しておいたタクシーにて八甲田ロープウエーへ向かう。雪のため時間がかかりロープウエー駅に着いたのは11時であった。するとKOG氏はすでに到着していた。ロープウエー駅で身支度を調え、余分な荷物をKOG車へ積み込む。
 ロープウエーで頂上駅に行き、いつも通りジンギスカン定食とジョッキビールで昼食とする。この日の天候は雪、西の風20m、視界20m、気温−10.6℃で、実に寒い。最初の一本の滑り出しは視界が悪い。ロープウエー頂上駅よりダイレクトコースを旗竿に沿って滑るがガスで足元が見えない。20cmくらいの軽い雪が積もっている。途中のロープが切れたところより樹林帯を左に入り、とても軽い新雪を滑る。雪の状態は最高である。ストレスなく滑べれるのがいい。一番下のゲレンデでも雪が軽く快適な滑りが出来た。「やはり1月の八甲田だ!」とM氏と感動しながら、快適な滑りを楽しむ。1本目終了後、直ぐにロープウエーで上に行く。2本目を滑る。やはり視界は悪く20mほど。スキーの感覚も慣れ、2本目は快適な滑りをするが、板が外れ転ぶ。
 下に降りて14時30分もう一本滑れると上へ行く。頂上駅に15時15分着。何とか16時の酸ヶ湯行きのバスに間に合いそうだ。下に降りて酸ヶ湯温泉の送迎バスに乗車して、酸ヶ湯に向かう。KOG氏は車で酸ヶ湯へ行ってもらう。
酸ヶ湯へ到着して、チェックインして直ぐに明日の山スキーツアーの申し込みをしてから、温泉を楽しむ。いつもながら酸ヶ湯の温泉は実にいい。また、温泉の後のビールも実に旨い。KOG氏差し入れの日本酒を味わう。
 18時半になり夕食を食べに行くと、今年から夕食もバイキングになっていた。ショウガ味噌おでんが美味しかった。部屋へ戻り山談義に弾む。21時にもう一度風呂へ行き、朝早かったので睡魔が押し寄せ、22時に就寝する。

 1月11日 天気:雪
 6時起床する。6時35分に夕食より豪華なバイキングの朝食を食べに行く。今回はニシンが美味しかった。部屋へ戻り身支度を調え、8時20分に部屋を出る。スキー靴に履き替え、9時のツアー用のバスに乗車する。八甲田ロープエーに9時15分に着くと、ロープウエー待ちの長い列が外まで続いていた。4本くらいまって頂上駅へ行く。  酸ヶ湯ツアーは10時30分にスタート。最初は板を担ぎ10分ほど歩く。ピークから緩やかな斜面を滑り出し、最初の斜面に着く。出だしが急で転んでしまう。その後は膝位の新雪の軽い雪を蹴散らし快適な滑りができる。
   鞍部に降り込み、その後は板を着けての登行とトラバースになる。樹林帯のギャップでKOSは転び、3mほど落ちる。板を外し登り返し、ツアーに交流する。この日のコースは鳴沢台地コースで右へトラバースしていく。二本目の滑りの斜度はまずまずの滑りが出来た。その後は樹林帯のトラバースで、樹林帯の中の新雪を滑っていく。  ラストは樹林帯の平坦なコースで、トレースに沿って滑って行く。そして、12時20分ツアー終了。迎えのバスに乗車して、ロープウエー駅へ。午後のツアーは山頂駅14時30分と知らされる。
 山頂駅のレストランで昼食をとり、午後のツアーに参加する。午後は銅像前岳コースで、午前同様に最初は板を担いでの登り、緩やかな斜面を滑り込む。そして、左へルートを取り、最初の滑り。午前より右よりの斜面で、短めの滑りだったが、乾いた雪で快適であった。
 その後は午前同様に板を着けての登行とトラバース気味である。途中から左に折れ、前岳の山麓をトラバースして行く。前岳の直下へさしかかり、先頭より滑って行く。昨年はここで腰までのパウダーを楽しんだところ。残念ながらトレースが付けられ、昨年のような感動は得られないものの、快適なパウダーの滑りが楽しめた。少々感動慣れしたようだ。
 その後は樹林帯へ入り、新雪の上に快適なシュプールを残す。迎えのバスが遅れ16時半になるとのことで、途中で長い休憩をとり、銅像茶屋へ16時過ぎに到着して、午後のツアーを終了する。
 5時過ぎに酸ヶ湯に戻り、明日のツアーを申し込み、風呂へ行く。その後はビールで祝杯を挙げ、山談義に弾む。この1月の3連休のツアーは当たりだと認識する。
 18時半に夕食を食べ、その後に天気予報を調べると、明日は晴れマークも出ているので、期待が膨らむ。21時にもう一度風呂へ行き、22時に就寝する。

 1月12日 天気:曇り後晴れ
 昨日同様に9時のバスに乗車して、「ロープウエーへ向かう。昨日より少しスキーヤーは少なめ。ロープウエー3本待ちで頂上駅へ行く。すると酸ヶ湯ツアーは直ぐに出発となる。10時10分出発。この日は八甲温泉ルートで、最初はいつも通りの板を担いでの登り。少し滑り、シールを着けての登りに入る。この日は気温−6℃、北の風風速16m、視界30mで、山頂付近は霧が立ちこめ、昨日よりかなり暖かいと感じる。11時に途中休憩をしたあとは、急な登りとなる。
 最初の滑りはガスで下の方があまり見えなく、滑り出しは結構な斜面で、斜めに入っていく。下の方は良い斜面で快適な新雪の滑りが楽しめた。振り返ると斜面の全貌が見え、良い斜面だとM氏と声を交わす。その後は、スキー板を着けたままの登行となる。尾根を越えて、斜面をトレバースすると、今度は八甲田温泉のメインの斜面に出る。視界も開け、広い斜面が見える。いつもは右の斜面を滑るが、今回は左の急な斜面にルートを取ったようだ。あまり広くはないので、先頭から順番に滑り込んでいく。新雪なので思いっきり滑り込んだ方が楽しい。その後は、樹林が出るがさほどうるさくない緩斜面の快適な滑りを楽しむ。その後は、樹林帯から、沢筋のルートを滑って行くが、足の太ももの筋肉が持たず、休み休みの滑りとなる。昼頃になり日差しが差し込め、雪質が重くなり、板の回しが少々辛くなった。
           下の方は樹林帯の緩やかな斜面をトレースに沿ってスピードをつけ滑って行き、13時にツアー終了となる。酸ヶ湯に13時半に戻り、身支度を調え、風呂で汗を流し、そばを食べる。M夫妻にはKOG車でKOG亭経由で新青森駅へ向かってもらう。KOSとO氏は15時25分発のJRバスで新青森駅へ向かう。
 新青森駅のいつもの「田」で美味しい摘まみに日本酒を味わう。今回のツアーの喜びに感謝して、祝杯を挙げる。
 KOG氏と別れ、18時24分発のハヤブサで東京へ向かう。

<山行雑感>
 1月の八甲田の山スキーは今回で2度目だが、雪の状態が最高なので、この時期の方が2月より新雪が楽しめそうだと思った。2月は結構、雪の状態が重かったりすることが多いようだ。また、来年も来ようと3連休に8畳2部屋を予約しましたが、予約が入っているらしく、2部屋が離れるとのことでした。この新雪のスキーツアーが昨今人気になっているのもうなずけます。
 今回は銅像前岳コース、八甲田温泉コースの3本の別々のコースへ行けたので、楽しかったと思います。いつも楽しみにしている赤倉岳の広大が東斜面を滑る箒場コースへ行くことが残る楽しみでしょうか。2月だと天候(視界)がよければ、一日かかりでツアーに行くそうです。KOG氏は2月に、KOSは3月に行ったことがありますが、実にスケールの大きい滑りができますので、そのコースへ行けることを夢見て、八甲田に足を運びましょう。

<行動時間> 
1/10 東京駅6:32発-9:50新青森駅-(タクシー)10:50八甲田ロープウエー(ロープウエー付近でスキーを楽しむ)16:00送迎バス乗車-16:15酸ヶ湯温泉
1/11 酸ヶ湯9:00-9:15八甲田ロープウエー-10:15頂上駅-ツアー開始10:40-12:20午前ツアー終了-(昼食)14:30午後ツアー開始-16:30ツアー終了-17:10酸ヶ湯
1/12 酸ヶ湯


(KOS記)

2014年度山行報告へ