◆ 5月2日(木) (上市最高気温9.2℃)
14:00横浜駅(県民サポートセンター)集合→21:00馬場島
当初は2日の夜出発の計画だったが、みんな仕事が休めたため14時出発にする。環八は渋滞したが19時半に有磯海SAに到着できて夕飯をすませる。滑川ICを降りすぐにコンビニがあり買い出しを済ませる。早月川沿いではなく上市側の県道44号を経由し21時頃馬場島に到着。ICから馬場島までは雪はなく舗装された順調な道路。(早月川沿いの道は帰路で使用したが一部ダート区間がある)
馬場島の駐車場は満車ではなかったが既にそこそこ車が止まっていた。駐車場脇の建物の1階部分が夜露もしのげるベストポジション。既に一張りテントがあったが隣に設営させてもらう。
22時近くになってしまったが馬場島派出所に明かりが点いていたので入山報告とルートの状況確認に行った。派出所では警備隊の方が起きていて申請内容と照合を受けた、4月27日にまとまった積雪があって獅子頭はトラバースではなく稜線越しで行く状態とのことだった。最終的には自己責任ではあるがこの山域を知っている警備隊員の方の話を聞くのは重要だし、会話をしておくことはなにかの際にも役に立つと思う。
※5月15日までは富山県登山届出条例により剱岳への入山には事前申請が必要だ。メンバーリストは添付する必要があるがインターネットで申請が可能だ。承認が得られると富山県知事の承認印が押されて封書で返送されてくる。
その後Kuの財布を入れたポーチが行方不明になり明日からの出鼻をくじかれた感じを抱きつつ寝酒を飲んで就寝した。
◆ 5月3日(金) (上市最高気温12.5℃)
4:30起床:番場島6:00→7:15松尾平→9:40 1600m標識→11:35 1920.7m付近→13:05早月小屋BC
4:30起床だったが、赤谷や小窓尾根へ向かうパーティーだろうか周辺は3時頃から騒がしかった
6時の出発準備もほぼ整い、行方不明のポーチの相談に派出所に行ったところ届いていた。だれかが夜中に派出所の机の上に届けたらしく取得者不明とのことだった。拾ってくれた方ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
馬場島のキャンプ場を通り過ぎると仰剱岳の石碑があり遠くに剱岳が見えた。道路からすぐに早月尾根の取付きがある。松尾平まで小一時間急登が続き苦しい。先は長いのでゆっくりと高度を稼ぐ。松尾平は平な林で一面雪に覆われていた。松尾平を過ぎると長い登りが再開する。雪面と夏道が交互にあらわれるようになり序徐に雪の面が増えてくる。しばらく進み1200m付近でアイゼンを装着する。立山杉の大木を過ぎて9:50に1600mの道標に到着。そこから10分も登ると1700m付近で開けた場所に出る。雲は多目で霧がかかったり青空が出たりと不安定な状況だが1900mを越えると時より見える大日岳方面の眺めも美しくなる。13時過ぎに早月小屋に到着。小屋はほとんど雪に埋もれていた。
小屋には多くの手伝いの方々が居て雪かきをしていた。元気よく挨拶をしてテン場を確認すると小屋の側に6天用のスペースを空けて頂けた。トイレは靴を脱いで小屋の中を使わせていただける。トイレ使用料として500円/人/日を支払いテントを張らせていただく。各々ビールやコーラを購入して乾杯。16時に天気図を書きハンバーグを食べて早めに就寝する。明日は天気図的には晴れそうだが寒気の残り方次第と思われた。
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