箱根 明神岳・明星岳

日程 平成26年3月8日

8:50箱根湯本駅集合9:05(バス)−9:25宮城野橋9:30−9:48明星岳登山道入口− 10:40大文字焼10:45−10:53稜線−10:55明星岳山頂11:02−11:55宮城野分岐12:02−12:55明神岳山頂13:15−15:05宮城野温泉会館15:55−16:40小田原(解散)

 8:50箱根湯本駅改札口集合。好天に恵まれた土曜日というのに登山客の姿はチラホラ程度で観光客も少なめだ。 湯元始発の桃源台行きバスに乗り込む。乗客は我々を含めて10人ほどで、登山靴を履いているのは我々の他に誰もいない。宮城野橋でバスを降り北東の方角を見上げると、稜線直下に大きな「大」の字を認めることが出来る。
 あれが本日最初の目的地の明星岳だ。昨日横浜では雪が一時かなり強く降ったので箱根の山では大雪だったのではないかと危惧していたのだが、下から見た限りでは大したことはなさそうだ。 ここで装備を整え登山口へ向かって歩き始める。しばらく舗装道路を歩き登山口を示す標識から登山道に入るといきなり階段状の急登となる。ひと汗かいたあたりから登山道にうっすらと雪が現れ始め、我々が本日最初の登山者であることを知らせてくれる。やがて先月の大雪の重みで倒れた箱根笹が行く手をふさぐようになり、藪コギ状態がしばらく続く。 大文字(ダイモンジ)に着くと西側の展望が開ける。正面に大涌谷、駒ケ岳・神山も目の前だ。「一画目100m、二画目160m…」と書かれた看板にその大きさを改めて知らされ、つい両手を広げて大文字ポーズで写真を撮る。
大文字からまた箱根笹の藪コギがしばらく続くが、稜線が近くなるとようやく藪から解放される。樹林帯をトラバース気味に登るとまもなく明神岳との分岐の道標が現れ、そこからほぼ平坦な尾根をわずかに進むと明神岳の山頂だ。
山頂には鳥居と小さな祠に大きな石碑が立っているが樹林に阻まれて展望はほとんど得られない。10分ほど休憩して明神岳へ向け再び歩き始める。 積雪は40cm位だが微妙なモナカ状で、うっかりすると突然踏み抜いてしまうため気を抜くことが出来ない。
しかし前方には明神岳へと続く雪の稜線と、冬の北アルプスと見まがうほど真っ白に雪をまとった丹沢の山並みが目を楽しませてくれる。何度かアップダウンを繰り返し鞍部で一本。 ここから再び箱根笹の藪コギにドロドロのぬかるみ、雪のモナカの上を登ること小1時間で明神岳山頂に着く。日差しは暖かいが風が冷たく、フリースと合羽を着込んでからベンチで昼食にする。富士山は金時山の後ろに裾野だけ姿を見せるだけで五合目から上は雲に隠れていて見えない。しかし箱根連山や丹沢の展望は圧巻だ。 ゆっくり展望を楽しみたいところだが、体が冷えてくるので早々に下山を開始する。来た道を鞍部まで戻り、分岐から1時間ほど下って宮城野バス停に着く。 宮城野温泉会館で汗を流した後小田原までバスで移動、駅前の居酒屋で入念な反省会をして山行を終了した。     
<(SH記)

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