東北・八甲田山スキー

日程 平成26年1月24日〜26日

<概要>
 1月24日から2泊3日の日程で八甲田の山スキーを計画した。前回の超深雪を期待していたが、冬型が緩み3月上旬の気候となり、深雪は楽しめなかったが、充実した3日間を過ごせた。最終日の滑りは新雪が20cmほどの積雪があり、八甲田の山スキーの良さを楽しんだ。

<行動記録>
 1月24日 天気:曇り
 自宅を5時10分に出て、平沼橋の相鉄線の始発5時18分発に乗り、横浜5時駅25分の東海道線で東京駅に向かった。東京駅でいつも通り「祭」で朝食の弁当と缶ビールを購入して、新幹線6時32分発のはやぶさにに乗り込む。2週間前の深雪のイメージが抜け切らなく、期待に胸が脹らむ。  9時47分に新青森駅に到着し、予約しておいたタクシーにて八甲田ロープウエーに向かう。2週間前に比べ、気温も高く、路面に雪がない。3月上旬の気候である。約40分ほどで八甲田ロープウエーに到着する。すると同時にKOG氏も到着したようすである。
 OG氏はスキー板と靴を酸ヶ湯温泉に送ってしまったため、乗ってきたタクシーで酸ヶ湯温泉に向かう。我々は身支度を整え、ロープウエーで頂上駅に向かう。11時の時点で気温-6℃、風速13m、視界30mであった。上に上がって直ぐに滑り出す。ガスがかかるが滑り出すと直ぐに視界が開け、陸奥湾が見渡せた。M夫妻は初めて見る光景と感動していた。ダイレクトコースを軽快に滑り降りるが、下の方はガタガタで不快であった。
 直ぐにロープウエーで上に上がると、OG氏が待っていた。頂上駅のレストランで昼食を食べる。いつも通りジンギスカン定食を食べる。MA氏とKOG氏は体調不良もあり、他のものを食べていた。
 2本目は畚沢に入る。M・OG氏は初めてである。ロープウエーから30mほど滑り、柵の切れ目から入る。40mほどトラバースして、沢の上部に立つ。視界良好、青森市内を見渡しながら滑る。深雪ではないが快適な滑りとなる。下部から樹林帯に入り、左へトラバースをする。樹林帯をしばらく行き、沢を渡るところが今日の核心部で、沢の流れるところを慎重に渡る。そして、フォレストコースに合流して、ロープウエーの駅に出る。
 さあ、3本目を滑ろうと意気込んで行くと、強風のためロープウエーは運休となっていた。しばらく様子を見るが、状況は変わらす、KOG氏の車で酸ヶ湯温泉旅館に行く。  温泉で汗を流し、ビールで喉を潤し、明日のスキーに不安も有りながら夢をふくらます。いつきても酸ヶ湯の温泉は良い。この温泉に山スキーの楽しみは止められない。  2週間前の深雪の滑りの話しに弾み、OG氏はその話しは何度も聞きましたとあきれた様子であった。しかし、2週間前の様子と今回では天と地の差がある。冬型が緩んでしまい、樹氷の雪が落ちてしまっている。気温も10℃はど違う。  夕食後には、朝早かったせいか皆10時過ぎに就寝した。
 1月25日(土) 天気:曇り
 昨日よりの降雪はゼロ。朝食を済ませ8時20分のバスでロープウエー駅に向かう。朝ともあり2回まって上に上がる。酸ヶ湯の一般ツアーを待つ。40分ほどまった。この日のツアーは周辺ガッツコースと銅像コースが二手に分かれ、合計3つに分かれた。我々も登るコースと楽なコースに分かれ、KOG、OG、KOSが登るコースを選んだ。
 ツアーは10時15分にスタートをする。最初は板を担いで15分ほど坪足で登る。そこから板を付け、ガイドの後に従い、トラバース気味に滑る。視界が悪いので、ガイドの後に着くしかない。また、気温が上がり、「パック状(モナカ状)」の雪で足下はかなり悪いので慎重に滑る。鞍部について、シールを付ける。  シールで登り、かなり歩いて鳴沢台地の先端に出たのであろう。視界が悪く周囲は見えない。11時40分にシールを外し、滑る準備をする。ガイドが周辺を探索し、雪庇があるので、斜めに滑るように指示を受ける。一段降りると、かなりの雪庇が出ているのが分かる。そこから、中斜面の快適な滑りができるが、その後に鳴沢に入るが、パック状と重い雪に苦労して、足がパンパンになる不快な滑りを余儀なくされる。樹林帯でも、スキーのトレースを外すと板が滑らず、かといってトレースを行くとかなりのスピードが出て、速度の調節に難儀する。  そして、銅像茶屋に12時30分に到着する。迎えのバスでロープウエー駅に出て、M夫妻と合流して、直ぐにロープウエーに乗車して上に向かう。頂上のレストランで昼食を食べる。  午後のスキーツアーのスタートが14時であったが、ラビットチームは14時15分となった。ゆっくりチームが14時10分にスタートした。最初は坪足で15分ほど歩き、板を付ける。午前中と同じく、トラバース気味に滑る。午前より多くのスキーヤーに滑られたためか、気温が低くなったせいか滑りやすくなった。午後のコースは鳴沢第二ローエッジコースで、板での登りを強いられる。20分はど歩く。
 滑り出しは中斜面で、表面が硬く、中が柔らかい状況なので、ゆっくり滑りに入るが、午前中より板は走った。所々木からの落雪があり、それが硬い塊となっており、ガイドから避けるようにと指示があった。そこから、樹林帯へと入る。木に激突しないように、慎重に板を走らせる。緩斜面でも意外とスピードがであるので、スピードを殺しながら滑るので太股に負担がかかる。樹林帯はトレースに従い滑るもののトレースを外すと板は滑らなくなる。15時45分に銅像茶屋に到着する。迎えのバスで酸ヶ湯温泉に戻ると、もうすでに松嶋夫妻は戻っており、風呂に入って汗を流した後であった。明日のスキーツアーの申し込みをして、直ぐに風呂に入り今日の疲れを癒す。風呂上がりには何はなくともビールと生姜味噌おでんを買い込み、部屋でゆっくり反省会をする。雪もちらつきはじめたので明日の新雪に期待をして、10時過ぎに就寝する。
 1月26日(日)天気:雪
 昨日同様に6時45分に朝食を食べ、身支度を整え、8時20分のバスでロープウエーに向かう。今日は日曜日ともあり、ロープウエーは混雑して3回待ちとなった。   今日のスキーツアーは銅像のゆっくりコースを選ぶ。昨日同様に板を担ぎ15分ほど登る。そこからトラバース気味に滑るが、20cmほどの積雪があり、板は快適に滑る。一番右のルートを行き、鞍部に到着する。 鞍部から板で登りにかかる。20分ほど登ったであろうか。昨日の午後のスタート地点に到着する。いよいよスタート、中斜面で快適な滑りができる。昨日とは雲泥の違い。天と地の差があるすべりで、満足度70%かな。その後の樹林帯も快適に滑り、ラストはトレースに従い滑る。途中沢を渡る手前のギャップがあり、ハッとしながらも楽しく滑る。あっという間に銅像茶屋に到着する。12時05分であった。酸ヶ湯温泉に戻り、身支度をして温泉で汗を流し、酸ヶ湯の名物のソバで腹を満たし、M夫妻はKOG車で新青森駅に向かい、OG氏とKOSはJRバスで新青森駅に向かう。バスは予定より15分ほど早く着いた。そして、居酒屋で酒を飲み、寿司を食べ、〆の黒石つゆ焼きそばを食べ、18時24分発の新幹線「はやぶさ」に乗り込む。
<行動時間>
 1月25日
 10:15ツアースタートー12:30銅像茶屋
 14:15午後のツアースタートー15:45銅像茶屋
 1月26日
 10:30ツアースタートー12:05銅像茶屋
<山行雑感>
 今シーズン2度目の八甲田で、前回の腰までの深雪を夢見ていたので、冬型が緩み残念な思いであるが、最終日は新雪が20cmほど積もり、八甲田の快適な滑りができたので、OG氏には満足していただけたと思う。
 そして、来シーズンの八甲田のスキーツアーの予定が決まりました。1月10日〜12日の2泊3日と、2月の上旬に酸ヶ湯に来たいと思います。ちなみに1月は8畳部屋2室を予約しましたので、8名まで参加可能です。
KOS 記

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