八ヶ岳 編笠山

日程 平成26年2月10日(夜)〜11日

10日、私は職場から直接あずさで、他の3名は22時に橋本駅に集合しYSEさんの車で小淵沢のロッジに向かう。土曜日の大雪でも列車はわずかな遅れで20時頃小淵沢駅に到着したが、車は大変だったようで中央道は一部通行止め、下道も路面凍結で到着は午前2時頃になった。明日の山行が危ぶまれたが、ともかく寝酒を飲みベットの上でシュラフに包まり2時30分頃就寝。宿自体は至極快適で暖房にベット、朝食までついて一人2,600円、道の駅のテント泊を考えると極楽だった。
 11日は6時起床、空は晴れているようだったが、大雪の影響もありしばらく様子見をする事にした。予定よりやや遅く7時30分頃宿を出発、富士見高原登山口に8時前に到着した。
 天気は予想以上の好天、雲一つない快晴で、登山口からはこれから登る編笠山山頂、反対に目を向けると甲斐駒ヶ岳が良く見える。準備を整え8時10分に登山を開始する。ゴルフ場の隣から舗装道路をしばらく進むと登山道に入る。大雪の後で、踏み跡がなくラッセルも覚悟していたが、明瞭な踏み跡があり安堵する。
 しばらくはなだらかな樹林帯を進む。視界はなかなか開けないが、所々でお椀のような山頂を望むことが出来る。風もなく登っているとすぐに汗ばんでくる。まだまだ先は長そうだ。今回のルートは難しい所はないのだが、登山口からの標高差が1,000m以上あり、意外に距離もある。2,000mを越えるあたりから徐々に傾斜が強まるが、相変わらず樹林帯の中の単調な登りで、視界が広がらず疲れがたまる。雪は多い所でも膝下程度、踏み跡は相変わらず明瞭。道標もしっかりしていて迷うような所はないが、所々に表示されているあと◯分と言う表示が実際に歩いている時間より短いので、期待が打ち砕かれたようでかえって疲れる。メンバー3名は元気だが、ふがいないことにリーダーの私のペースが一番あがらず、標高2,300m地点で12時になってしまった。山頂につく前に時間切れになる可能性も出てきたが、とりあえず13時をタイムリミットとして上を目指すことにした。
しばらくするとやっと森林限界を抜け、一気に視界が広がる。ここまでの単調な登りがやっと報われた感じだ。ここからは大きな岩のある岩稜帯の登りとなるが、凍結は無く雪も少ない。しばらくの登高で、13:10に山頂到着。
相変わらず視界は雲一つない晴天で、権現 赤岳を始め、北八ッ、蓼科山、北アルプスの山並み 南アルプス・富士山まで一望できた。通常この時期の山頂は、寒さで長居出来ないのが普通だが、今日は立ち去るのが惜しいくらい快適だ。とはいえ帰りの時間もあるので、記念撮影をして15分ほどで下山を開始、同じルートを下り16:10に登山口に到着した。  帰りは、中央道が復旧しており、小淵沢インターからほとんど渋滞なしで八王子へ。20時頃橋本駅で解散。
(感想)  大雪の後の山行で実施が危ぶまれたが、予想以上の晴天で、滅多にない最高の登山日和になった。トレースもしっかりしていたので、本来なら楽な山行となったはずだが、リーダー自らばててしまうという不甲斐ない結果となり、他のメンバーには申し訳ないことをした。
 今回、途中で出会ったパーティは3組、うち2組は単独だった。やはり大雪の後で、入山者は少なかったようだ。おかげで静かでゆっくりとした時間を楽しむことができた。(TMR記)

2013年度山行報告へ