奥多摩・鷹ノ巣山

日程:2013年2月11日


  

 2月11日 天気:曇り時々晴れ  自宅を5時30分に出て、平沼橋駅5時42分発の電車に乗り、横浜駅で5時52分発の東海道線に乗車し、川崎まで出た。川崎駅で6時10分発の南武線にのった。始発駅でもあり余裕で座れた。立川駅に7時05分に着く。7時05分発の奥多摩行きには乗れないが、東京からくる青梅行きの7時15分発に乗れて、しかも座れた。青梅駅では先行の奥多摩行きの電車が待っており、そこで、T氏と合流した。
 奥多摩駅に7時28分に着いて、トイレを済ましバスに乗車すると、M氏が乗っていた。バスの発車は7時35分発で何とか座席に座れた。立ち客がいるほど結構な混みようである。乗客は途中の岩乗山入り口でほとんど降りた。東日原まで行く登山者は我々の他は7〜8名であった。
 9時に東日原バス停に着いて、トイレを済まし身支度を調え、9時11分に出発をする。車道を少し歩き、鷹ノ巣山入り口の道標の登山口から階段を下りていく。途中は落ち葉の下が凍っていて尻餅をつく場面もあった。気をつけて歩こう。  登山道は川を渡り、一本隣りの沢筋へと伸びている。沢に入ると雪が残っていた。40分程歩き、傾斜が増してきたのでアイゼンを付ける。6本爪であるが、付けると安定感が増し歩きやすい。沢筋から尾根に行く登山道から傾斜が増してきた。10時30分に大きな岩のある尾根に出た所で休憩する。ここまでコースタイム50分の所をアイゼン装着などにより1時間20分かかった。
 休憩した地点からの登山道は傾斜はさほどないものの長い登りになる。雪の積もった広い尾根のトレースに従って高度を稼いでいく。T氏は快調に先頭を行く、その後に新人のM氏が続く。12月の冬合宿以来のKは多少遅れ気味。M氏は昨日まで富士山の冬山教室に参加していたのに、疲れ知らずかと思う。天候は段々と雲が多くなり、天気予報通りに昼は曇りとなった。登山道は樹林帯ではあるが、葉が落ちた樹木の間から、展望が望める。下山の石尾根が左手に望め、後方には蕎粒山が見える。1時間程あるきおそらく後1時間位だと思われる地点で休憩を取る。休憩の時のテルモスのお茶が旨い。また、冬ともあり、休憩毎に行動食を食べる。
 休憩後も雪の登山道をひたすら登る。20分位行動したところで、ヒルメシクイのタワを通過した。そこを過ぎると登山道は急な登りとなり。このへんの積雪はかなりあり所によっては膝下くらいはあったかと思う。雪の登山道を楽しみながら一汗かいて樹林帯の尾根を行き、傾斜が緩くなり、その先に鷹ノ巣山の道標を発見して、頂上だと安堵する。ここまで登山口から3時間半で到着した。一応目標としていた13時前に到着できた。
 頂上からは一番に富士山が正面に見えて印象的であった。しかし、少し雲がかかっていたのが残念であるが、周囲の展望は中々良い。寒いのでダウンを着て休憩する。頂上付近の積雪は5cm位かと思われる。  鷹ノ巣山の頂上から奥多摩駅までが長いので、雪の状態が心配されたが、登山客がかなり入り、トレースがしっかりしているようで、予定通りに奥多摩駅に向かい、尾根道を下っていく。アイゼンを利かせ、適度な傾斜で快調に下っていく。広い尾根で樹木が綺麗に生えそろっているので、景観も良く時折、足を止めカメラのシャッターを切る。40分程歩いて、小さなピーク(城山)から右に登山道は折れ、急な所を下り、正面に六ツ石山が見えた所で、休憩を取る。位置の確認をして、Kの地図では残り2時間、T氏の携帯の地図では3時間と残りの行程の長さに差があり、奥多摩湖へエスケープするか相談することになった。一応この先の六ツ石山から奥多摩湖へのエスケープルートがあるので、そこに着いてからどうするかを決めることにして、先を急ぐことにした。  休憩した所から先に六ツ石山らしきピークが見えたが、登山道はその左側をトラバースしており、樹林帯のトラバースは雪がしっかりついていた。そして、奥多摩湖への分枝点に20分ほどで着いた。奥多摩駅か奥多摩湖へ行くか相談すると、町田氏が奥多摩駅へ行きたいと言ったので、計画通りに奥多摩駅に行くことにした。そこから少し下り、雪が少なく鳴ってきたのでアイゼンを外しがてら少しの休憩をとった。
 アイゼンを外し足下が軽くなったようで、歩き易かった。尾根では雪は無かったが、樹林帯では雪が残っていたが、傾斜が緩いので、快調に下っていく。登山道が二手に分かれているところから、しばらく下ったところで休憩をとる。あと1時間程ではないかと予想する。  休憩したところから、20分程で羽黒三田神社に到着した。終わりは意外とあっけなかったが、その後が、神社の参道やら、舗装された林道やら長くかかって、16時30分に奥多摩駅に到着した。奥多摩駅周辺で酒を飲む店が無いので、立川駅まで行き、軽く反省会を行い、帰宅した。

<行動時間>  東日原バス停発9:11-9:48アイゼン装着-10:25尾根10:35-11:30休憩11:40-  12:40鷹ノ巣山頂上13:00-13:45休憩13:55-14:30アイゼン脱35-15:30休憩-  15:40-16:30奥多摩駅

<山行雑感>
 鷹ノ巣山は何度か来ているが、2月に来たのは初めてである。雪は多そうだと思ったが、登山口からわずか20分ほどで雪が出てきた。尾根の登りでも雪の上の行動が楽しめ、充実した山行となった。また、頂上からの展望も良かった。  長い行程であったが、良く歩いて無雪期と同じ行動時間で終われたのは大きいと感じた。 しかし、横浜駅から奥多摩駅までは実に3時間を要したのは、実に遠いと思った。


K 記

2012年度山行報告へ