西丹沢 沖ビリ沢

日程:2012年5月13日


  

5月13日(日)6:30大和出発。海老名ICより圏央道に乗り、東名道御殿場ICで降り、8:15山伏トンネルに到着する。今日は、道志村トレイルレースがあり、山伏峠がハーフコースのゴールになっている。山伏トンネル山中湖側の廃ホテル跡が、主催者の基地になっていて、車も多い。参加者は5名。天気は快晴。気温は11度。車をトンネル脇の旧道路肩に駐車し、8:25出発する。トンネルを潜り、道志側登山口より登る。山伏峠から大棚の頭を通り、水ノ木分岐のピークに9:00到着。5分程休み、9:05出発する。クマザサの藪の中の踏み跡を進み、西丸は北側をトラバースし、10:00沖ビリ沢の出合に到着する。沢装備を着け、10:20出発。5分程で最初の4m滝に到着する。ホールドは細かいが、難無く越える。じきに、沢はナメ状となる。ナメやナメ滝をいくつか超えると、11:00釜のある8mナメ滝に着く。釜に入れば登れそうだが、右からトラロープを使って、巻き気味に登る。

ここを越えると、10mナメ滝。手をつきながらも、ヒタヒタと歩いて登る。続けて、3段30mナメ滝は、1段目を右に張られたトラロープを使って越える。続く2段20mナメ滝は、少し階段状で中央を登る。この上も、ナメが続き、11:20枝沢の合流地点で休憩する。

ここから、本日の第二の目的、武田信玄の時代の鉱山跡の探索を始める。11:40出発すると、数分で一つ目の鉱山跡を発見。入口は狭く、這って行かないと入れないので、写真を撮って、次の鉱山跡を探す。20分程探し回って、二つ目を発見する。こちらは、少し崖上で、登るのに少し苦労する。坑口は一つ目より大きく、かがめば入る事が出来る。ヘッドランプを点け、中に入ると、5〜6mはあっただろうか、先は行き止まり、埋まってしまったのか、写真を撮って引き返す。出口から沢床に下りるのに、女性もいるので、安全の為ロープを出す。12:40本流に戻る。約1時間。短い沢なので、寄道には、丁度良い。

本流に戻って、沢登りを再開。ナメを過ぎ、7〜8mの滝を二つ越えると、ルンゼ状となり、行き詰った所から、左の尾根側に逃げると、10分程で西丸の稜線に出て、2分程で水ノ木分岐のピークに13:30到着する。沢装備を片付け、13.50出発。山伏峠から道志側登山口に下り、駐車場所に14:20到着する。
帰りは、石割の湯に浸かり、15:50出発。御殿場ICから東名道に乗る。御殿場までも渋滞したが、海老名から大井松田までも30km渋滞。秦野中井ICで降り、東名道側道を走る。厚木から、国道246号を通り、相模川を渡ると、また渋滞。246号を降り相鉄で一番近い、かしわ台に18:30到着、解散する。
今回、山伏沢鉱山・金山沢鉱山等と言われていたようだが、昔の鉱山跡の探索を山行計画に取り入れた。武田か北條かわからないが、500年も前の遺物が、山奥に放置されているとは思いもしなかった。江戸時代、明治・大正時代にも、掘られていたらしいが、坑道奥深くまで掘られていたのか、今は、想像するしかない。
沖ビリ沢は、短い沢だが、丹沢とは思えない、ナメがきれいな沢で、シーズン初めの足慣らしに丁度良く、何度来ても良い沢で、おすすめです。

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