九重山

日程:2012年6月3日


  

朝、7:30日田温泉をレンタカーで出発。天候は曇り、時々日差しが差すような状況で雨が降らなければ御の字くらいの気持ちで牧ノ戸峠登山口へ。登山口に8時30分過ぎに着くが、駐車場はすでに満車で仕方なく、元に来た道をしばらく戻り路肩のスペースに駐車。準備を整え、登山口まで車道を歩く。9時過ぎから登りはじめ、なだらかな登山道を進む。天気予報では一日曇りだったが、天気が良くなり晴、雲が消えた。周りはミヤマキリシマが咲き乱れ、眺望も素晴らしく実に快適な気分でのんびり写真を撮りながら進む。それにしても人が多い。九州でも人気のある山であることが良くわかる。

久住別れの避難小屋前に10:20に到着。ここからガスってきて山頂は見えない。まずは久住山頂をめざし、10:40に到着したが、何も見えず風も強く結構寒い。山頂には5分程度しかとどまらず、中岳をめざす。一度久住別れまで下り、中岳に登り返す。中岳山頂に11:30前に到着、相変らずガスっていて何も見えない。寒いのでやはり5分程度で下山し久住別れの避難小屋に戻る。ここからまた天気が回復し晴れ間が出てくる。来た道をそのまま戻っても面白くないので、星生山を経由して帰ることにした。

避難小屋から急登をしばらく詰めるとやがて稜線に出る。眺望は抜群、遠くに大船山の山頂付近がミヤマキリシマで真っ赤に染まっているのが見える。この星生山の稜線は、眺望が素晴らしく小さな岩場もあり、わずかな距離ではあるが、北アルプスを縦走している気分になる。星生山山頂に12:45、そこからゆるやかな草原を下り、池塘がある草地へ降り、もとの登山ルートに合流する。そのまま下山するのもまだ物足らないので、扇ヶ鼻のピークへ登り返し13:20、ミヤマキリシマを眺めながらのんびり下山、牧ノ戸登山口へ14:25に到着しそのまま車道を歩き駐車スペースへ。帰りは星生ホテルの露天風呂へ行く。九重を目の前にしながらのすばらしい眺望で露天風呂が5つもあり、お湯も硫黄の白濁のなかなかの泉質でおすすめ、1時間くらいのんびり過ごし、車で福岡空港へ。自宅に着いたのは22時前。

感想:九重は初級コースで、正直高をくくっていたところもあったが、行ってみるとなかなか素晴らしい山で、眺望・花・新緑、どれをとっても一級品で深い感銘を受けた。天気も結果的には結構良く、快適でのんびりした山行を楽しむことができた。  T記

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