室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜折立


日程:2011年8月13日〜16日



8/13(土)曇り時々晴れ
剱沢キャンプ場(6:51)→剱御前小屋(7:48)→別山(7:52)→雷鳥沢キャンプ場(11:15)→室堂(12:21)→雷鳥荘で温泉につかる(13:45〜15:02)→雷鳥沢キャンプ場(15:30)

11:15頃久野チームとお別れをし、我々は雷鳥沢キャンプ場にテントを張った。登攀道具一式が重たいため室堂に行き立山室堂ホテルから自宅へ荷物を送る。お土産も一緒に購入し送ったため割引で送料は620円だった。その後、菓子パン3個、水2Lを購入し翌日からの山行に備える。せっかく室堂まできたので周辺をのんびり歩くことにする。
途中、みくりが池温泉の閻魔の黒たまご(温泉たまごのこと)、ソフトクリームを食べくつろぐ。雷鳥沢キャンプ場に向かって歩いていると雷鳥荘の前を通りかかる。ここの温泉に入る事に決め入浴をした。展望風呂があり眺めが最高だった。また湯もここちよくてしばらく浸かっていたかった。入浴後、喫茶室でアイスコーヒーを飲みまったりとくつろぐ。
キャンプ場までは下りの30分を歩いて到着する。夕飯はフリーズドライのカレーとアルファ米を食べ満足する。20:00頃就寝 周囲は家族連れや団体客が多く22時頃までにぎやかだった。

8/14(日)晴れ
雷鳥沢キャンプ場(6:10)→一の越山荘(7:50)→龍王岳(8:32)→獅子岳(10:09)→ザラ峠(11:09)→五色ヶ原キャンプ場(12:32)
朝から青空が広がり気持のよい朝をむかえる。しかし源次郎尾根を登った疲れがあり身体はつらかった。歩き始めると景色が良くペースはあがらないが予定通りの時間に一の越山荘に到着する。周辺の景色が良くこのまま3日間天候が安定してくれと祈った。龍王岳の頂上に到着すると今日の目的地、五色ヶ原山荘が小さくみえる。視界が良く、最高の天気であることを感謝した。獅子岳に向かう途中、雄の雷鳥にであった。のんきに餌を食べていて我々が横を通りすぎても逃げなった。五色ヶ原の近くになり木道を歩き始めたら霧がかかってきて視界が悪くなってきた。視界が悪くなったせいか雷鳥を3羽みることができた。

無事にキャンプ場に到着したら晴れ、お花が太陽の光を浴びてとてもきれいに見えた。テントを張りお茶を沸かしてくつろぐ事にする。さらに30分ほど昼寝をして元気を取り戻す。そして五色ヶ原周辺の木道をのんびりと散歩をする。お花のシーズンは終わっていたが少しだが咲いていて良かった。7月の上旬にきたらすばらしいだろうと想像をした。
夕飯は小屋で350円で購入したカップラーメン、パスタナポリタン味、アルファ米の五目ごはんを食べる。お腹を満たし、明日の計画を検討する。最終日の行程を楽にするため
明日はスゴ乗越小屋までではなく薬師峠キャンプ場まで行くことにする。行動時間12時間となるので覚悟していくことにする。

8/15(月)午前中晴れ 午後から曇り 14:00頃から小雨が降ってすぐやむ
五色ヶ原キャンプ場(3:49)→鳶山(4:44)→越中沢岳(6:17)→スゴノ頭(7:46)→スゴ乗越(8:20)→スゴ乗越小屋(9:09)→間山(10:39)→北薬師岳(12:16)→薬師岳(13:20)→薬師岳山荘(14:13)→薬師峠キャンプ場(15:57)

日の行動時間は長いので3:49に出発、月明かりが明るくてヘッドランプがいらないくらい明るい。鳶山をすぎた所で朝日がでてくる。今日も良い天気であることを確信し歩く。スゴ乗越小屋まではアップダウンが結構ありまた日差しが暑く歩くのが少し辛かった。小屋に到着するとトレイルランニングの大会スタッフがいて準備をしていた。これから先ランナーとすれ違うのでレースの邪魔にならないようにと意識して歩いた。歩き始めてお腹の調子が悪くなり正露丸を飲む。幸い薬が効いて回復する。

薬師岳までは長い登りがつづくと覚悟していたがザックの重みが肩に食い込みつらくなってきた。ようやく山頂に到着と思ったら北薬師岳だった。この辺あたりからトレイルランニングの人と多くすれ違った。悪路をどうやって走りに抜くだろうと思ってみていたが、皆歩いていた。やっぱりそうだよなーと思った。薬師岳までの道のりは遠いと思いながら歩いていたらようやく山頂に到着した。あいにく霧がかかっていて眺望がなかったのが残念だった。

山頂から小屋に向かっている最中に雨が降ってきた。すぐに止むと思っていたが1時間以上を降り続いた。小屋に到着後、牛丼とコーヒを注文し大休止をする。小屋泊にしようかと迷ったが雨が止んできたし、翌日の行程を考えると少しでも先の薬師峠キャンプ場の良いと思い歩き始める。歩き始めて5分ぐらいたつと風と雨にうたれて小屋泊にすれば良かったと後悔しながら歩いた。しばらく歩くと雨も止み晴れ間がでて雨の中テントを張らなくて良かったと思った。
テントを張り終え靴を脱ぐと右足の小指に靴擦れができており痛みがあった。やはり重たいザックを担いで12間行動が影響したのであろう。幸い下山するまではなんとかなる靴擦れだった。テントの中でお茶を沸かしていると雨がパラパラと降ってきた。またすぐに止むだろうと思っていたが夜まで降り続いた。晩ご飯はパスタのペペロンチーノ味とカルボナーラ味、両方美味しくなかった。とりあえずお腹は満腹になったので就寝。

8/16(火)曇り
薬師峠キャンプ場(4:21)→太郎平小屋(4:44)→折立(7:41)→バス乗車(9:00)→有峰温泉(9:50)→有峰口より電車に乗車(11:45)→富山駅→お寿司屋にて昼食
富山駅14:50発はくたか→越後湯沢駅15:10発MAX→東京駅→平沼橋(7:30着)

いよいよ最終日、下りのみの3時間半の行程だが昨晩の雨で道がぬれているので注意して下山をする。山頂は雲がかかっていて天候は悪そうだった。標高が下がってくると気温が暑くなってきた。ザックが肩に食い込み休みをいれたかったが我慢して歩き続けた。無事に下山口に到着した時、無事に帰ってこれて一安心した。またテント泊の経験が少なかったので良い経験ができた。下山して安心するとお風呂に入りたいという衝動にかられた。
バスを途中下車すると有峰温泉があると聞きそこでお風呂に入る。そこで偶然にも元会員のHさんに出会う。私は面識がなかったが少し話をする。少ししか話をしていないが感じの良い方だと思った。有峰温泉で念入りに身体を洗いランチを食べて送迎バスにのる。有峰口駅までは5分ぐらいだった。予定通り11:45に電車がきてのんびりとした気分で電車にゆられる。富山駅に到着してザックをコインロッカーにあずけてお寿司を食べに行く。地魚の寿司を食べ満足する。帰りは帰省ラッシュで切符がとれないかと思ったがタイミングよくキャンセルがでたので、特急と新幹線の指定席が確保出来、順調に帰れて良かった。
感想:室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜折立ルートは思っていたよりもきつかった。だが五色ヶ原のお花の時期にもう一度行ってみたい。また薬師岳からの眺望がなかったので再度チャレンジしたいと思う。かなり疲労したが天候にも恵まれ良い山行だった。 

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