丹沢・搭ノ岳〜宮が瀬ダム


日程:2011年6月7日〜8日


<行動記録>  
7日、天気:曇り
 朝10時前に渋沢駅について、尊仏山荘に予約の電話を入れる。10時10分発の大倉行きのバスに乗車する。乗客は7〜8名いた。天気予報では7日は曇り時々雨であったが思いの外、雲は高い。8日は曇りのち晴れとのこと。
 10時30分に身支度を調え歩き出す。歩きなれた大倉尾根であるが、小屋泊まりの装備で搭ノ岳山頂の尊仏山荘までゆっくり歩くのは初めてである。1時間ほどで見晴茶屋に到着し休憩する。そこから尾根の緩やかな登りを行き、堀山の家に到着する。ここでは登りの登山者と下りの登山者が交差して、平日にしては落ち着かない休憩となった。小屋前にはお菓子の無人販売があったが、買いたいとは思わないものでした。
 堀山の家からは登山道が急になる。階段状の登山道をゆっくり歩き、高度を稼いで行く。花立山荘手前の急な階段を登り、搭ノ岳の頂上方面を見ると、ガスがかかって見えない。やっぱり梅雨の時期だからか・・・。さらに登り、花立山荘を越えた小さなピークで休憩する。西の方角に鍋割山への尾根がガスの中に浮かんでいた。ここまでくると頂上は近いと確信する。
 最後の登りは、階段になる。休憩地点から20分で頂上に到着する。見晴らしは無く、時折、薄日が差す程度の天候ではあったが、雨が降らず良かった。小屋へ行き、手続きをすると今日は私ともう一人の計2名とのことであった。2Fの一部屋を与えられ、荷物を広げる。部屋からは頂上の様子が良く見える。夕食は18時からとのことで、一眠りをする。
 夕食前に持参した焼酎を飲んでいると、小屋番から話しかけられ、山談義になり数年間に行った幌尻岳の話しに盛り上がった。夕食はカレーライスであった。19時頃就寝したが、夜中に目が覚め、雲の合間から流れ星が見えた。
 8日、天気:雨
 4時50分に起床。天気は小雨。時折、濃いガスに覆われる。5時の朝食を食べる。そうこうしているうちに、ガスが晴れたと思うと雨が強くなる。6時過ぎに身支度を調え、出発しようとするが、結構雨足が強い。多少ためらうが、大倉に下ると2時間半だが、歩きなれた道を行くのもつまらないので、予定通り宮が瀬ダムへ向かう。
 6時25分に雨具を付けて小屋を出発。丹沢山へ20分ほどの下りの登山道をゆっくり行く。痩せた鞍部から登りになり、1時間で丹沢山に到着する。小屋の軒下で休憩をする。みやま山荘は通年営業らしく、数人の登山者とすれ違う。小屋から北への尾根を下っていく。樹林帯の登山道で雨がさほど気にならない。大礼の頭を通過し、円山木の頭に到着し、休憩をする。
 このコースは登山者が居なく、僅かに朝に下っている足跡が残るだけで、静かな山旅となり、歩きやすい登山道を登り、下りを繰り返しながら行く。途中の尾根で休憩を入れ、金冷しに差し掛かると、登山道は随所に崩落のところがあり、あれ気味になっている。
 さらに下り、明るくなってくると三叉路の林道に出て、本日の山行の終了となった。バス停で時刻を調べると、直ぐバスが来るので、11時51分のバスで厚木駅へ出た。
<行動記録>
7日 大倉10:30ー11:26見晴茶屋11:36ー12:33堀山の家12:40ー13:40
花立上のピーク13:50ー14:10搭ノ岳
 8日 搭ノ岳6:25ー7:29丹沢山7:36ー8:35円山木の頭8:44ー11:45三叉路
<山行雑感>
 平日の山行となり、単独になってしまた。しかし、小屋泊まりでのマイペースの山行で、天候は良くないが、静かな山行ができた。もしかして、歳をとった山行はこのぐらいの山行になるのかなと、頭をよぎったが、次の利尻山や白馬岳に向け、足慣らしは万全を期したい。また、尊仏山荘は2食付きで6000円でした。飯は夜はカレーライスが定番です。朝は、味噌汁とちょっとした付け合わせです。
KOS 記