鷹取山岩トレーニング


日程:2011年5月15日


7:50 追浜駅を出発、鷹取山8:15到着
学校フェースにロープをセッティング後、準備体操をしてトレーニング開始。
【重たいザックの担ぎ方】
レスキューのスキルが、普段の登山のコツにも利用できるとのこと。重いザックを担ぐ時は腿の上にザックをのせてかつぐがこれができない時はザックを地面におき座り込んだ状態でザックを担ぐ。補助者に靴のつま先が前に動かないようにおさえてもらいながら手を引っ張り上げてもらう。この時、その反動で、ザックを担いでいる人も立ち上がるようにする。ザックのかわりにY氏(60kg)をおんぶしてやってみたが以外と簡単に立ち上がる事ができた。補助者をNリーダーからAM氏(女性)に変更してみたが問題なく立ち上がることができて力をうまく利用すれば腕力であげなくて済むことがわかった。

【学校フェース 右側】
HM、Y氏、AM氏、Nリーダーの順番に、ザックを背負って、登り降りを行う。重心の位置に対して手の位置や腰の位置をNリーダーに解説して頂きながら登る。解説通りに行うとバランスがよく、足を上げた時も安定していることが実感できた。下りはNリーダーの解説通り、下ろす足と同じ側の手の位置を低くすると次の足場が良く見えるようになり勘で脚を伸ばして足場を探す動作をしなかったので怖さがかなり軽減した。

【学校フェース 左側】
Nリーダーの解説で、足を足場にかけて前後に反動をつけて登ろうとすると足がすんなりあがる。さらに背中の筋肉(肩甲骨)あたりを上に上げると動作がスムースになり安定するような感じを受けた。昨年岩トレをはじめたころから考えると皆動作がスムースになり、登り降りの時間もさほどかからなくなったように感じた。

 【午後からは北面 フランケに移動】
AM氏から空中懸垂の練習したいという希望があり、Nリーダーがルートの様子を確認に行くが、親不知エリアは南面が他グループに占有されていたので、登りも北面フランケを利用することにした。北面フランケは、当会では登られていないルートであり、Nリーダーも久しぶりのルートとのこと。ダブルロープでNリーダーにリードをして頂き、HM、AM氏、Y氏の順で登る。Nリーダーは登山靴で登っていく。最近はあまり登られていない岩なので、岩に砂利がありパラパラと砂利が落ちてきて足場はあまり良くないように感じた。
2ndで私HMも登山靴で登ろうとしたが、最初の登り始めが難しくクライミングシューズに急遽変更して登り始めた。多少、登りやすくなったが結局は腕の力をかなり強く使って登り始めた。Nリーダーの登っている姿を下からビレイをしながらみていると簡単そうにみえたので簡単だろうと思っていたら意外と難しく、学校フェースでのトレーニングした成果をだしきれず、手や腕の力をかなり使ってしまった。
全員登り終わって、Nリーダー、AM氏、Y氏、HMの順で懸垂下降で降りた。
おそらく20mぐらいだと思うが、高所感を感じた。最後の10mぐらいが空中懸垂になり身体が回りそうになりながら無事に降りた。
懸垂下降では「1m手前の所で止まり下を良く見てなにもないことを確認して降りること。」と
「身体が回りそうなときは、壁を軽く蹴って前後の運動力をつけ、回転しそうになる力を消す」など、いろいろと教えて頂いた。
【雑感】
鷹取山にきて今回初めて北面フランケに登りいろいろと勉強になった。
冷静になってもう一度チャレンジしたと思った。私自身、まだまだ力不足だと感じた。
これからも、学校フェースでの基礎練習に加え、アルパインルートの練習も行って行き、
技術の向上に努めたい。