甲武信ヶ岳

日程:2011年2月19日(土)


2月18日(金) 23:00横浜発−26:00道の駅みとみ

 一人の山行となったため、早朝の路面凍結も心配なので夜のうちに出発することにする。渋滞はなく3時間で道の駅みとみに到着。

2月19日(土)晴れ時々曇り
7:00ループ橋下駐車場→7:35徳ちゃん新道入口→10:20近丸新道分岐(1869m)→14:00破風山分岐→14:25撤退→16:00近丸新道分岐→17:25徳ちゃん新道入口→17:50ループ橋下駐車場

 シートをたたんでトランクスペースを最大にしたら車中泊が快適すぎて寝坊をする。ループ橋下の駐車場に移動し予定より1時間遅れて7:00出発。他に車が1台あり。
 徳ちゃん新道の入口までは舗装道路の上に積雪とアイスバーンの状態。先行者は一人の足の跡だけで、下り方向の足跡は無い。足跡は新しくないので昨日登ったのだろう。

 稜線に出ると15〜30cmくらいの積雪で先行者のつぼ足をトレースしながら高度を稼がせてもらう。近丸新道分岐手前で凍結した岩の部分があり通過の為にアイゼンを装着した。分岐には夏コースタイムの20分遅れで到着。この先さらに積雪量は増えスピードが落ちる。しばらくすると先行者の足跡はワカンではなくスノーシューとなった。スノーシューの威力(浮力?)は偉大で、そこから先は積もってから2,3日経つ表面が硬くなった新雪?をラッセルするに等しい状況になる。しばらく悶絶して進んでいるとスノーシューの登山者が降りてきた。立派なスノーシューを目の当たりにして14時で撤退する決断をする。さらに進むと県境の稜線が目前となり木賊山まで行けるかも?と欲と馬力も出る。しかし破風山分岐の標識が見えた所から10mちょっとが腰まで沈む吹き溜まり状態で一気に体力と時間を消耗してしまった。やっとのことで標識にたどり着いたが時は14時ジャストとなりタイムアップ。ワカンを使う状況になったら頂上は難しいと考えていたので想定通りと諦めて、少し進んだ先が見通せる所で大休止して14:25分下山開始。登りでアイゼンを使った所で念のため装着した。登りは7時間かかったが、下りは3時間半。下山途中で一人とすれ違い本日は2人にしか会わなかった。                      (KN 記)

2010年度山行報告へ