阿弥陀岳北稜から御小屋尾根

日程:2010年12月23日(前夜発)


美濃戸口には雪が無く、美濃戸までの林道も雪が無いに等しかった。
美濃戸で朝食休憩をして、南沢へ・・
行者小屋へ向かう途中から左足の付け根が痛い。
スピードも上がらず、遅れないように歩くだけだった。

 行者小屋に着くまでは、晴れていた空も急にあやしくなる。
準備をしているときに油断していたのか、両手の指が動かなくなる。
準備に時間がかかってしまった。
その後は曇り空のもと、冷たい風の中を歩く。稜線に出ると先行パーティがロープを出しているので、先ほどの二の舞はまずいとツェルトを出して待つ。都合3回ツェルトを出した。

 基部で先行を待ち、登りだす。
雪も少なくアイゼンの置き方を確認しながら2ピッチ登った。
少し時間がかかっていたが、T君も「サギダルよりは簡単だった」と話していた。
自分は久しぶりの八ヶ岳で寒く感じた。ロープを片付けて、山頂へ・・
ガスの中、写真だけを撮って御小屋尾根へ向かう。

御小屋尾根
トレースの無い尾根へ踏み出す。岩場部分は少なかったが、中央稜との分岐を過ぎてからは、膝から股下まで潜りながら下りて行く。
しかし、サラサラパウダーで気持ちよい。ガスったり切れたりして景色が見えたりするのを堪能しながら下る。樹林帯に入ったあたりからペースが落ちる。付け根がまた痛くなってきた。
2200m付近でトレースが出る。
2170mの登り返し付近で突然消える。
だらだらした登り返しとなだらかな尾根歩きは痛い脚の身には、きつい。もくもくと歩くのみ。
御小屋山。ここから美濃戸口へ下りていく、
ピンクやオレンジのテープを目印に下りて行くとトラバース気味に歩き、右には樹林の間からガレ沢が見える。
木に「左へ!」と書いてあるのでそちらへ行き、尾根を下る。
なんか違うような?と思いながらも下りて行く。
帰宅後調べてみると、トラバースし始めた時点で間違えていたようだ。
さらに途中から1801mを通る尾根に入っていたようだ。

暗くなってきた別荘地区内の歩く方向を間違えていたようで、車道を歩いていると"太陽館"の看板が・・・・「エ〜」と登り返す。
4時間近くかかってしまった下山の印象が強く残った山行だった。

美濃戸口6:05⇒美濃戸7:03〜15⇒行者小屋9:30〜10:15⇒岩場基部12:20〜30⇒
阿弥陀山頂13:25〜35⇒2296m付近14:14⇒御小屋山15:44⇒美濃戸口17:20

M 記
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