夕張岳
日程:2009年8月12日
8月11日(火) |
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登山道は前岳を迂回するように伸び、望岳台で記念撮影をして、前岳の裏側へ出る。登山道のはるか先に夕張岳が見えている。遠い。手前にガマ岩がはっきり見えている。しばらく歩くと憩沢の水場で、再度喉を潤し、先を急ぐ。木道が出てきて湿原(前岳湿原)になっている。良いところだ。ガマ岩のところで休憩。 ガマ岩からあまりアップダウンのない快適な登山道で、その左右には湿原となており、やはりここは花の山の印象深い。ハイ松と湿原の登山道をさらに歩き、釣り鐘岩の登山道にさしかかったところ、登山道の左の所にヒグマがいた。「思わずクマだ!」とさけんだ。先頭を歩いていたOK氏の左20〜30mの距離である。全員立ち止まり、クマの様子をうかがう。こちらに気づいたのかOK氏の方へ近づいてきたので、登山道を引き返すとクマも高山植物の根をほじくるのに夢中になった。さらに、様子を見ていると上から登山者が降りてきたので「クマ!クマ!」と叫ぶとその登山者はクマに気づき飛んで、登山道を頂上の方へ引き返した。クマも依然登山道の脇に居座っているので、我々は登山を中止し、引き返すことに決めた。 |
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クマに出会った所から10分ほど下ったところの湿原の脇に地図にない水場があり、そこで休憩する。しばらくすると上でクマと遭遇した登山者が降りてきた。話しを聞くと、上(鞍部)で様子をうかがっていたらクマが来たので、登山道を夕張岳の頂上へ登り返したらしい。その後、クマは沢の方へ降りていったらしいことを聞く。この登山者から情報を聞いてから下山と決めればよかった思うところもあるが、あれほどのクマとの遭遇を経験すると登る気にはなれなかった。登頂より貴重な経験をした。 |
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