18日夜24時に八王子駅改札付近に集合した。天気予報では、19日は前線の通過で全国的に雨模様。一時は山行中止とも考えるが、20日には前線が通過するのを期待して、山行を決する。八王子駅で酒を買おうとするが、駅の売店は開いておらず、メンバーの数人は改札を出て、近くのコンビニに行く。
19日八王子駅0:45発のムーンライト信州に乗車し、早々に就寝する。穂高駅に4:53に到着すると、雨がポツリポツリ落ちている。駅で身支度を整え、予約しておいたタクシーに乗車し、一の沢へ向かうか、三股へ向かうか相談し、常念岳ピストンは一昨年にKOSとOHは行っているので、蝶ケ岳ピストンの方向で三股へ向かう。
三股の到着すると、雨は一段と激しくなりトイレの軒下で朝食を取り、完全武装で歩き出す。800mほど行くと登山補導所があり、駅にて登山届を出したことを伝えると、代表者の名前を書くように言われる。沢筋の登山道を歩き、しばらくすると雲の間から薄日がこぼれ、一時は天候の回復を期待させるが、雨はいぜん止まず。沢筋から尾根に取り付いて急登になり一本取る。さらに尾根を登り、途中休憩を取り、OH氏の調子が思わしくないので、共同装備の食料を分ける。少し登ると傾斜がゆるくなり、ぬかるみの道となる。平坦な登山道から登りにさしかかり、休憩する。さらにOH氏の個人装備の幾つかを分ける。いぜん雨が降り、樹林帯の中を歩くが、周囲は風が強いのがよく分かる。下山する登山者が口々に稜線は風が強いと言って降りていく。
尾根途中の水場が雨の影響を受け、水量が増している。そこから登山道は右に折れ、トラバース気味となる。大滝山への縦走路に出ると、樹林帯は切れ、岩場の稜線となる。小屋手前の稜線にさしかかるともの凄い風で、飛ばされそうになる中、蝶ケ岳ヒュッテに到着する。
小屋に入り、自炊場で休憩をさせてもらうことにする。各々昼食をとり、酒を飲み始める。一応15時まで天気の様子見と決める。時折外の様子を見るが、雨と風は強い。15時前に一応、天幕場の様子をKOSとCANYが見に行くが、もの凄い風と雨なので、本日はテント泊は中止とし、小屋泊まりとする。2階の小部屋に案内され、ゆったりとしたスペースを与えられ、極楽。さらにビールや酒を飲み、体も極楽。
16時過ぎに夕食の支度をする。外はいぜんと雨と風が強いので、小屋泊まりとして正解と結論ずける。夕食後、明日の予定を相談する。一応稜線歩きを少ししたいと、蝶ヶ岳の先を1時間ほど歩いて戻ってくると、蝶ケ岳ヒュッテに9時には戻れるなどと話す。明日の起床を4時とし20時に就寝した。
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