八ヶ岳 阿弥陀岳南稜線から中央稜

日程:2009年10月23日(金曜夜発)〜24日(土)


10月23日(金)
22:00かながわ県民センター→25:00道の駅こぶちざわ
21時半の集合予定だったが、仕事が終わらず22時に急遽変更。ドタバタって何かが起きそうな予感。今回は積雪期登攀の下見が大きな目的の山行。
夜の道の駅こぶちざわは何も無い。寝酒を飲んで就寝。

10月24日(土)終日曇天、風は弱い
5:00起床→6:00船山十字路(林道ゲート)6:15→6:40林道分岐→7:00稜線(旭小屋側からルートとの合流点)→8:30立場山→8:40青ナギ→9:45無名峰→P1→9:57幕営適地→10:02P2→10:25P3→10:30トイ取り付き→11:50トイ上部→12:05阿弥陀岳山頂12:25→12:35中央稜分岐→13:07上部岩壁→13:30下部岩壁→14:30広河原沢→15:10朝の林道分岐→15:45船山十字路(林道ゲート) → 横浜20:30

4:30起床のはずが見事に寝過ごす。天気は曇天の寒空だ。船山十字路までは別荘地を抜ける道のためしっかりしている。十字路を通り過ぎ(すぐの距離)林道ゲート脇に車を停める。

身支度をそろえて出発。なんとkuが登山靴を忘れた!やばい!でも運転をするためMERRELLの短靴を履いていた、何時もアプローチシューズとして愛用しているので問題はない。気持ちも切り替え出発。サンダルで家を出てこなくてよかった(ほっ)
しかし、忘れ物はこれで終わらなかった…
しばらく黄葉する唐松の林道を歩く。広河原橋を過ぎると阿弥陀岳への標識がある。広河原沢を堰堤上部で渡り稜線への急登となる。雪があると厳しそうだ。
 稜線に20分程で出てからは快適な尾根歩きが続く。立場山に1時間半ほどで到着し青ナギはそのすぐ先だった。

 青ナギは風の通り道で一気に体が冷えた。青ナギを過ぎると尾根も細くなる。
 無名峰で登攀装備を装着する、ここでOさんがヘルメットを車に置き忘れた事が発覚。頭に気をつけてもらう事で進む(意味ないか・・・)ここからは阿弥陀岳を眺めながらのアップダウンとなる、曇天ではあるが富士山も望め、眼下の紅葉も美しい。

P1を越えて、幕営適地へいったん下降した後続いてP2の左側の草つきを巻くように登る。
しばらく這い松の稜線を進むとP3の岩峰が迫ってくる。


P3の基部をトラバースする。
肩を越えて少し下ると樋の取り付きとなる。
本日の核心部「樋」はロープを出してNさんがトップで登る。
支点のセットが悪かったためロープの流れが悪く声も岩と風のため上手く届かず、時間がかかってしまった。

P4基部を巻き、頂上直下を攀じると阿弥陀岳山頂に到着。

山頂を後にして中央稜に向かう

御小屋尾根の分岐を通り過ぎて、岩峰を巻くように下降する。間違えそうな場所だ。
高度を急激に下げていく、赤土と小石が混ざった乾いた地面がスリップしやすい。

上部岩壁の下降は右の木の中へ進む。積雪時に迷わないように赤布を結んでおく。

下部岩壁を巻いて急な下りを進み広河原沢に到着。

15時頃林道に出て、曇天の寒空のからまつの林を過ぎて〜と北原白秋の気分でしばらく歩き16時前には船山十字路に到着し、本日の山行が終了した。


(KN記)

2009年度山行報告へ