奥只見・銀山平から未丈が岳

日程:2008年4月11日(夜)〜13日


 4月11日、22時に横浜を出発。渋滞もなく順調に車を走らせ、25時30分ごろ小出ICを出てすぐの道の駅に到着。シルバーラインが夜間通行止めのため、ここで仮眠をとることにした。
 翌朝、6時過ぎに道の駅を出発し、銀山平に向かう。小出の周辺では曇り空だったが、シルバーラインの入口から小雨が降っていた。銀山平のトンネル出口付近に駐車し準備をする。ガスがかかって、周辺の山の展望はなく、意気が上がらないが、雪崩が心配になるほどの大雨でもないので、7時30分に出発する。トンネル出口に向かって左側の尾根の左側の沢から斜面に取り付き、尾根に乗る。尾根上は、雪が落ちており、しばらくは踏み跡を辿ることができた。5分ほどで地面が露出している部分が終わり、雪の上を歩く。くるぶし位しかもぐらないが、順番にトップを交代して順調に高度を上げる。9時過ぎに赤崩山からの稜線に合流する。ガスがかかって、視界は50Mほど。日向倉山まではいくつかの小ピークがあるので、下りではコンパスで方向を見ながら慎重にすすんだ。10時40分に日向倉山到着。小雨はずっと降ったり止んだりで、展望はまったくない。ここからは北に進路を変えて未丈が岳を目指す。1376ピークからの下りが細い薮尾根になっており、慎重に下る。14時前、ここまで来れば明日は時間的に余裕があるだろうということで、1376ピークの先のコルから少し登り返したところを本日の天場とした。
 夕方からは7人で1つのテントに集まって宴会、18時過ぎまで続いたので、おつまみでお腹がいっぱいになってしまった。その後、夕食をとって20時前には就寝。

 朝、テントから顔を出すと、周りの風景が一変していた。快晴とはいかないものの、周囲の山並みが見渡せる。昨日、小雨の中登ってきたかいがあった。しかし、テントを張った場所は雪庇に近く、あまりよい場所ではなかった。
 5時40分、テン場を出発する。雪はしまっており、歩きやすい。40分ほどで未丈が岳の頂上に到着した。広い頂上で三角点のところだけ、雪が解けている。倒れている山頂の指標を起こし、みんなで記念撮影。頂上から四方を見渡すと、越後駒ケ岳や中ノ岳、頂上に雲がかかっている荒沢岳、北に目を向けると大鳥岳に向かう稜線と2日分の眺望が楽しめて大満足だった。
 しばらく休憩後テント場に戻り、テントを撤収して往路を引き返す。同じルートだが昨日は視界がほとんどなかったので、新鮮な気分で歩くことが出来た。11時前に日向倉山に到着。山スキーのパーティや日帰りのパーティがたくさんいて、人気の山であることがわかる。12時40分に銀山平到着。

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