御坂・四十八滝沢 アイスクライミング
日程:2008年2月9日夜発から2月10日


2月9日(土):21時 神奈川県民センター集合

 横浜は夕方から大雪。車の雪下ろしをして集合場所へピッアップに向かう状況。当初は小川山廻目平唐沢の滝であったが、リーダーの判断で御坂四十八滝沢の変更手続きがされた。 雪の降る中、横浜駅前を出発、案の定国道16号は大渋滞、中央高速は八王子と相模湖間が通行止めになっており、これじゃ唐沢の滝はとてもたどり着けない、目的地変更のタイムリーな判断は大正解。 都留ICを下り宝鉱山のバス折り返しの駐車場にてテントを張り仮眠。

2月10日:曇り晴れ

 林道を歩き、登山届けのポストがある入り口に8時到着。テントが一張りあった、昨日中にここまで上がってきたようだ。一服して千段の滝方面に進む。 先行のパーティーのおかげでラッセルはさけられたが、たっぷりな積雪に雪山気分は十分。 途中で雪を踏み抜きあやうく沢まで滑落しそうになり、緊張が走る。
 そんなことがありながらも10時に初滝入り口に到着。先行のパーティーはすでに取り付いているようだ、滝の方から掛け声が聞こえてくる。

 
 私はアイスクライミング初挑戦のためワクワク&ドキドキ!でもそんな感慨に耽る会話もなくたんたんと装備を着ける。この会はだいたい放置プレイ?

 先行のパーティーのラストが登るのを待ってから、リーダーが登り始める。

 セカンドのN姫が取り付き早々にアイゼンを外すアクシデント。

 緊張高まる、私は登れるのだろうか?

 

 いよいよ自分の番、力任せにバイルを打ち込む、力任せにアイゼンを蹴り込む、こりゃいかん、バイルが抜けない!次の動作が不安定になる。力任せにバイルを抜いたとたんに顔面直撃!下からアドバイスが飛ぶ。なるほど力任せはよろしくない、打ち込む角度と蹴り込む角度と乗り方が重要と一応頭では理解する。
 2番目の滝は高さは無いが、最後の乗越しの動きが難しい(経験者にはそうでもないのだろうが)遠くにバイルを打ち込み一気に引き付ける、腰が上がった瞬間バイルが抜けてしまう。バーティカルリミットばりのダブルアックスでセーフ。登り・乗越し・トラバースの3つの動きは頭に叩き込みたいと思った。
 2番目の滝を全員が越えたところで先行のパーティーが下りてきた。右奥の垂直の滝の状態は良くないので下山するそうだ。
 我々は右奥の滝はやめて遡行を続けることにする。しかし積雪が多く一歩間違えると落とし穴から水に落ちそうだ。昨晩はあれだけ降ったのだから当然ではあるが。

 

小さな滝を越える。雪が多くて氷面を出すまでの雪掻きの方が疲れる。先に見える滝(大滝?)は凍っておらず水が流れているのが見える。13時になり、ここで昼食。

時間を考えてここで終了とする。アイスクライミング初挑戦の私はもう満足です状態。

懸垂下降で戻り、宝鉱山バス停に16時過ぎに到着。一面雪でスタックする状態だった駐車場も地面が見えるほど雪は解けていた。

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