越後駒ケ岳へ登るつもりだった・・・

日程:2007年11月23日(夜発)〜25日


  23日の22時に横浜発。仕事が休みだったのでドライバーは快調、午前1時過ぎに小出ICを降りて、駒の湯温泉の分岐まで行ってみる。ここ数日の降雪で道路にも少し雪が残っているが、国道は冬季通行止め地点までは除雪がしてあった。しかし、分岐からは轍があるものの乗用車では難しそうだったので、駒の湯温泉まで入るのをあきらめて大湯温泉まで引き返す。
  24日、だめもとでタクシーを呼んでみる。とりあえずいけるところまで行ってくれるとのこと。昨夜、行った分岐地点から、轍はあるが除雪されていない県道をしばらく進んだところまでは行けたが、それ以上はスタックしてすすめなかった。運転手さんは仕方ないからバックで帰るというが、大丈夫だったのだろうか? 

  タクシーを降りたところから、しばらく車道を歩き登山口のつり橋に8時到着。橋の板に雪がついていて滑りやすく幅が狭いので緊張する。登山道には先行者のトレースがあった。雪の状態をみてからワカンを付けて歩く。最初はトレースを辿り快適に歩を進めることが出来た。1時間ほどで先行パーティに追いつく。聞くと川崎山岳会のパーティとのこと。ここから6人で交代しながらラッセルを続ける。傾斜がきつい場所はステップが決まらず積雪の量の割には時間がかかってしまった。

  12時前に川崎山岳会のパーティと別れ、我々が先にでる。12時30分に栗の木の頭に到着。駒の湯まで2.5KMの道標に一同がっくりする。しかし、この徒労が雪山の真髄なのだろう。しばらく歩くと、別の3人パーティが追いついてきて、前後しながら進む。結局。この日は1050M付近に幕営することにした。14時30分。夕方から小雨が降り出したので早めにテントを張れてよかった。

  25日は朝4時に起床し、5時20分に出発。頂上まではどう考えてもたどり着けないので、空身で小倉山を目指すことにする。あいかわらずのラッセルだが、荷物が軽い分、昨日よりは足が前に出る。幕営場所から一段上がると視界が広がって気持ちよい。荒沢岳のそばから日の出や、木々の上から駒ケ岳の頂上を眺めることが出来た。

 8時に小倉山着、駒ケ岳まではまだまだ遠いが、今日はここまで。風もなく穏やかだったのでゆっくり景色を眺め、休憩する。
 30分ほどのんびりして下山開始。30分ほどでテン場に到着。撤収して下山。12時に駒の湯温泉着。車道を1時間ほど歩き大湯温泉まで。

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